2011.12.4
一平・かの子・太郎の“聖家族”が投影された岡本かの子の『雛妓』を核に、『母子叙情』と太郎の『母の手紙』を加えた三作品で構成されたリーディングドラマが一日限りで上演された。 若村麻由美のみずみずしい表現力が、三人の感性と美意識を生々しく描き出す。 梵鐘『歓喜』の神秘的な音色が深く胸に響いた。