岡本太郎の芸術観と美意識は、次代を担うアーティストたちに静かに、しかし着実に受け継がれつつある。 この展覧会は、太郎に共感し、太郎の遺伝子を受け継ぎたいと願う14人の次世代作家による岡本太郎へのオマージュだ。 店内各所に展開される作品群。ジャンルも、表現も、めざす地平も、すべて違う。 観客はマップ片手に巡り歩くなかで、それらとであい、なにかを発見する。 岡本太郎は、わたしたちのなかに引き継がれるべき文化遺伝子(ミーム)であり、芸術の種である。 そんなイメージが少しずつ根を下ろしはじめている。