人間でもない。動物でもない。不思議な世界としか言いようのない生きものたち。不思議な“いのち”が、なまなましく、こちらに迫ってくる。
これは岡本太郎なのか。それとも彼の見つめている、向こうの世界の象(かたち)なのか。
──でも、生きている! かつて岡本敏子はそう言っていました。岡本作品に登場するさまざまな「いきもの」たち。それは岡本太郎の自画像なのかもしれません。
本展は、そんな「いきもの」たちを一堂に会します。 ギョロギョロっとした目玉が浮遊する空間のなかで、太郎の描く生命(いのち)のダイナミズムを体感してください。
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