いまを生きる若者たちが岡本太郎を求めています。 息苦しい閉塞感のなかで、嘘のない彼の生き方が眩しくみえる。 しかし岡本太郎は真似たり拝んだりする相手ではありません。 残された者の仕事は墓守じゃない。 そんなことをしたところで太郎と敏子は喜んではくれません。 やるべきことはただひとつ。 まっすぐぶつかることだけです。 嬉しいことに、ひとりのアーティストが太郎に果たし合いを挑んできました。 気鋭の書家・柿沼康二です。 腹を括っています。 さて、どんな闘いになるか....。