昨年に続いてダボス会議 Japan Nightをお手伝いすることになった。
ゲストの多くは前回の記憶をイメージしながら参加する。
彼らの期待にはきちんと応えながら、予想を超える演出で新鮮なインパクトを与えねばならない。
前回やってみて驚いたのは、滞留時間の長さだった。多くの参加者が最初から最後まで居てくれる。ならばライブ演出を楽しんでもらおう。そう考えて、日本から一級のパフォーマンスを持ち込んだ。
突如はじまる笙の演奏でレセプションは幕をあける。中盤と締めには宮古島の民俗音楽が会場に響き渡る。世界のVIPが集うレセプションに相応しい上質な刺激で、プログラムにリズム感を与えるためだ。
根幹を支える食については、クオリティやサービスはそのままに、また「Sake Bar」や「Sushi Bar」などの基本構成を踏襲しながら、茶室「ダボス庵」を加えた。立食テーブルとは異なる空間環境でのコミュニケーションを誘発したかったからだ。
こうして、シンボル・アイコン「拓く」が象徴するイメージとテイストはあえて変えず、一方で昨年とは一味違った演出を試みた。昨年を上回るゲストがで会場は超満員だった。 |